ペットウサギは、騒音になりにくいという事で、マンションでも飼いやすいと最近では、ネザーランドドワーフやホーランドドロップといった小型種を飼う人が増加中・・★
ペットウサギは、大きさやカラーバリエーション等も含めると、150種類以上いると言われており、品種により、性格も違う。
一般的には、オスの方が縄張り意識が高く、思春期にはスプレー行為(おしっこをまき散らす行為)をやったりする。メスの場合は妊娠すると気性が荒くなったり・・ 性別により、性格や行動も違ってきたりする。
ペットウサギの場合、平均寿命は7才前後と言われており、適切なお世話をすれば、10年以上生きる場合も。
ウサギは、基本、夜型で、活発に動きだし、食事も夜の方が食べる量が増加する。朝がなって、ウサギは眠りだすというのが、1日の基本サイクル。
ウサギの種類
<小型種1~2kg>
ネザーランドドワーフ、ホーランドドロップ等
ネザーランドドワーフは、小柄の立ち耳ウサギでまん丸な目が特徴。体が小さいので、狭いスペースでも飼えるので人気が高い。
ホーランドドロップは、耳が長い(ロップイヤー)のが特徴。人に慣れやすい。
<中型種2~5kg>
レッキス、イングリッシュアンゴラ等
<大型種5kg>
フレンチロップ、イングリッシュロップ等
イングリッシュロップは60cm程の長い垂れ耳が特徴で、ダンボのような姿。暑さに弱い傾向にある。
基本的なお世話の仕方
①ウサギはストレスに弱く臆病な面がある。大きな音を立てたり、突然背後から抱きかかえる事はストレスを与える要因になりやすい。
②食事は牧草を中心として、おやつ(甘いもの)は与え過ぎない。新鮮な水を十分与える。
③ケージはウサギが立っても耳が当たらない程度の高さと横たわれる広さのモノを用意する。
④ケージ内は病気防止のため、清潔さを保つよう掃除をするが、ウサギにストレスを与えないよう手短に済ます。
⑤ウサギは決まった場所で排泄をする習慣があるので、ケージ内のトイレの場所を教え込む。
⑥垂れ耳タイプの品種は、耳の通気性が悪くなり、梅雨時期には耳の病気になりやすいので、小まめにチェックし、清潔さを保つ。
⑦春・秋の換毛期はブラッシングと抜け毛除去を十分に行う。
ウサギの食事の内容と与え方
ウサギの基本的な主食は、牧草やマメ類+新鮮な水。
牧草はウサギの健康維持に欠かせない食物。
ウサギは、牧草を奥歯ですり潰して食べるが、この動作が不足すると、不正咬合や毛球症等の病気の原因になるので、牧草は量を制限せず十分に与える必要がある。
栄養豊富なマメ類は、成長期や授乳中のウサギに適している。
<食事のポイント>
①牧草は量や時間を制限せず与える。ペレットは決まった量を与える。
②成長のタイミングに合わせて、牧草・ペレットを与えるが、大人になったら、低カロリーのイネ科の牧草にシフトする。
③食いつきが悪い場合はウサギが好んで食べる種類を探す。
④水は体重1kgに対し、1日あたり50~100ml必要。いつでも飲めるようにしておく。
副食・おやつには、緑黄色野菜や野草、果物(イチゴやリンゴ)
<年齢・成長期別の主食>
離乳後~生後6ヶ月: 大人になるまでは高カロリーのマメ科の牧草や成長期用のペレットを与える。
生後6ヶ月~1年 : 大人用のペレットに切り替え。牧草も低カロリーのイネ科へ。
1~5才 : イネ科の牧草を中心に粗食へ。高カロリー食事は肥満の元になる。
ウサギの寿命は、7年ぐらいと言われているが、シニア期に入ると新陳代謝が低下するため、低カロリーの食事にする必要がある。
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