「リビングフード」とは、生きた酵素をカラダに摂取する食事法の1つ。
酵素たっぷりのリビングフードを食事の中で取り入れると、新陳代謝が活発化され、便秘や肌荒れが解消されたり、アレルギー体質の改善にもつながる。
また、食べ物の消化や吸収も良くなり、カラダに溜まった毒素を排出するデトックス効果や効率的なダイエット効果も期待できる・・★
リビングフードの主なメニューは、野菜を生で食べたり、ジューサーやミキサーでドリンク化するのが、ポピュラーな手法。
3食の全てをリビングフードに変えなくても、一部で取り入れ、インスタント食品や加工食品と代替する事で、体質改善は可能。
例えば、主食の前に、リビングフードをはじめてに食べて、食物酵素を採取しておけば、後から食べる加熱食も消化しやすくなる。
酵素とは? 酵素の種類と働きについて
酵素は、判明しているだけでも、約5000種類以上、存在している。
それらを大きく分類すると、「消化酵素」「代謝酵素」「食物酵素」の3つに分けられる。
消化酵素と代謝酵素は、体内で生成されるモノ。
<消化酵素>
唾液や胃液等に含まれ、食べた物を消化して栄養分を体内に吸収するために用いられる。
脂肪を分解するリパーゼ、たんぱく質を分解するプロテーゼも消化酵素の1つ。
<代謝酵素>
体内に吸収した栄養が効果的に利用されるのに必要な酵素。
内臓を修復したり、細胞の新陳代謝を行ったり、カラダを良好な状態に維持するために用いられる。
<食物酵素>
食べ物に含まれ、消化を助ける働きがある酵素。
食物酵素は熱に弱い性質があり、60度以上で破壊される。
カラダにおける体内酵素の生産能力には限りがあり、暴飲暴食をしたり、脂っこい食事を多く取ると、沢山の消化酵素が作られ、その分、代謝酵素が減る事になる。その結果、酵素のバランスに偏重をきたすことに・・
逆に、消化のしやすい食事をとれば、消化酵素をあまり使う必要が無いため、代謝酵素が増え、基礎代謝以外の病気を治す、美肌にするといった部分に、代謝酵素を回す事ができるようになる。
限られた体内酵素の生産量を「食物酵素」で補填してあげれば、消化酵素の生産量を節約し、その分、代謝酵素の生産を助ける事が可能となる・・!
生きた酵素をとるような食生活を推奨されているのは、そういう理由があるからなんですね。
リビングフード(食物酵素)の取り方
リビングフードは、食べ物に含まれる生きた酵素を効率的に取り入れる事が主目的。
酵素は熱に弱い性質があり、46~48℃に加熱すると破壊されてしまう。
加熱した食品やインスタント食品には、生きた酵素は含まれていないので、基本的には食材を加熱せず、生で食べる事がベースとなる。
生野菜や果物を皮ごと使って、生ジュース、スープ、サラダで食べるのが基本。
生ジュースにする場合は、ミキサーではなく、低速ジューサーを使う方がベター。
ミキサーは食物細胞や酵素を破壊して、酸化を進めてしまうため、栄養素や酵素を壊さず摂取するには低速タイプがおススメ。
<食物酵素を多く含むおススメの食材>
パイナップル・キウイ・みそ・納豆・アボガド・漬物
酵素食 50℃調理法
食物酵素は熱に弱く、53℃以上に加熱されると活性力が消滅。
しかし、52℃以下で2分程度の加熱レベルなら、酵素を壊す事は無いため、生だと食べにくい食材や生が苦手な人には、50度レベルの調理法がおススメ。
簡単に言えば、50℃のお湯で生野菜を軽く湯煎する感覚で2分程度、温める。これだけでも、生野菜独特の臭いや食感が緩和され、食べやすくなります。
50℃の目安は、大体、水を火にかけて、鍋の中で、小さな泡が出てくる状態。
コメント