ネイル検定とは、ネイルをする上で必要な知識、技術をはかる資格試験の総称。
国内では、公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)が主催する「ネイリスト技能検定試験」が最も歴史が古く、知名度も高いです。
ネイルケア、ネイルアートに関する基本的な技術や、ネイル用語などの基礎知識が試される3級試検からはじまり、2級はサロンワークで通用するネイルケア、リペア、チップ、ラップ、ネイルアートに関する試験、1級はトップレベルのネイリストとして必要とされる総合的な技術および知識の試験という流れで、1つずつ順番にしか受けることができません。
この資格を取得していると、「JNAジェルネイル技能検定試験」というジェルネイルに関する試験の一部を免除して受験することができます。また、「ネイルスペシャリスト技能検定試験」も有名です。こちらの資格は、A級・SA級・PA級・AA級・AAA級と5つのレベルがあります。A級・SA級は初心者や学生を対象としており、PA級からAAA級がプロのネイリスト向けの資格です。
ほかにも、ジェルネイルに関する資格のジェルネイル技能検定試験があります。日本では無資格でもネイリストとして働くこともできますが、級所持が最低条件としているサロンがほとんどです。
そのため、ネイルスクールではこのどちらかの資格取得を目的とするコースが設けられていることが多いです。就職やスキルアップのためにネイル検定を受けてみるのがおすすめです。
「基本的なネイルの知識・技術を身につけたい」
という方が最初に受けるのが、ネイリスト技能検定試験3級です。
検定試験を受けようと考えたときに気になるのが、合格率(難易度)や試験内容ではないでしょうか。
試験の概要をきちんと把握しておくことで、合格するための正しい試験対策を行えるようになります。
ネイリスト技能検定試験3級の試験内容
ネイリスト技能検定試験3級の試験は、春期・夏期・秋期・冬期の年4回。認定校スクールといった「3級登録試験会場」や全国各地の決められた「オフィシャル試験会場」で開催されます。
尚、開催回数はその年によって変更となる場合があるためご注意ください。
※関連コラム:【2021年度・令和3年度】ネイリスト技能検定試験3級試験日&申し込み方法を郵送からインターネットまで完全ガイド
ネイリスト技能検定試験3級の試験会場・受験料
試験会場:札幌・仙台・東京・名古屋・新潟・金沢・大阪・広島・高松・福岡・沖縄(他、登録会場)
受験料:6,800円
ネイリスト技能検定試験3級の試験内容
ネイリスト技能検定試験3級の試験内容は、「実技試験」「筆記試験」の2部構成となっています。
ここからは、実技試験や筆記試験の具体的な内容を見ていきましょう。
実技試験(70分)
実技試験では、制限時間70分のなかで手指消毒やカラーリングなどを行います。限られた時間のなかで下記の工程を全て正確に行うには、ペース配分がポイントです。
「実技試験におけるタイムオーバー」は失格対象となるため、時間内に終えられるよう繰返し練習しましょう。
ネイリスト技能検定試験3級の合格率は84.8%
「公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)」が発表した「2021年 冬期検定試験(3月実施)合否判定結果」を見てみましょう。
これによれば、ネイリスト技能検定3級の合格率は84.8%となっています。
ちなみに、直近3年間におけるネイリスト技能検定試験3級の合格率は下記の通りです。
年度 | 合格率 |
2019年 | 90.6% |
2020年 | 82.0% |
2021年 | 84.8% |
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