英語力の指標の1つとして、日本の多くの企業で採用されている、「TOEICテスト」が、10年ぶりに大幅改訂する事で話題になっております。
2016年5月の実施試験分より、出題形式が変更。合計の問題数の変更は無いものの、リスニング及びリーディングともに、基礎問題は減り、応用問題の比率が増加する事に・・・
リスニング、リーディング共、比較的、点数が取りやすいパートの問題数が減った事で、TOIEC初級者にとっては、難易度が上がる方向になったと言われているので、当然の事ながら、それ相応の対策が必要となっている・・・★
TOIEC新形式の主な変更点
TOIECテストは、リスニング形式100問+リーディング形式100問の計200問から構成される。
新形式でも合計200問に変更は無いが、各セクションでの配分が変更となる。
基礎的な問題が減り、応用問題のパート3、4、6,7が増加へ。
①リスニング・パート1(写真問題)が10問から6問に減少。比較的、点数が取りやすいと言われていた写真問題が減る。その反面、難易度の高いパート3の問題数が増加へ。
②リスニング・パート2が30問から25問へ減少。こちらも点数が取りやすいパートだったが減る事に。
また、パート2のガイダンス(説明)の時間も減る事となり、ガイダンスの時間を使って、先の問題を解き進めるという時間管理も難しい形へ。
③リスニング・パート3と4は長文読み上げ問題。新形式では「図表を使った問題」と「発言の真意を問う問題」、「3人での会話形式」も追加。
④リーディング・パート5は、40問から30問へ減少。点数が取りやすい、短いセンテンスの穴埋め問題が減る事に・・
⑤リーディング・パート6は、長文の穴埋め問題。12問から16問へ増加。
⑥リーディング・パート7の長文読解問題では、3つの文書を読んで答えを導く「トリプル形式」が追加。問題数も48問から54問増加。
TOEIC 新形式対策
TOIECテストは、2時間で200問を解く必要があり、問題数に対し、時間が足りない。ゆえに、タイムマネージメントは必須。
限られた時間の中で、どのタイミングでどの問題を解くのかが重要となる。
①テストが始まると、パート1の説明(音声ガイダンス)が約80秒流れるが、この時間を有効利用する形で、問題の先読みを行う。
具体的には、パート3と4の設問に目を通して、時間短縮を図る。パート2のガイダンス30秒でも同様に時間を有効利用すべき。
②リーディングセクションは、出来るだけパート7に時間を割きたいので、パート5は約10分(1問あたり20秒)、パート6は約8分を目標。考えてもワカラナイ場合は、時間のロスになるので、カンでマーキングするぐらいの思い切りも必要。
③リーディングパート5の短文穴埋め問題は、相対的に難易度が低めで、稼ぎどころと言える。選択肢を先に読んで、空欄の前後を見れば解ける問題もあり、問題文を全部読む必要が無いケースも多々ある。時間短縮と点数獲得のために、パート5を専門の問題集で訓練しておくのも良い。
④長文読解のパート7は、3つの文章を読んで答えを導く、「トリプルパッセージ」形式が追加で難易度アップ。文書の形式には、よく出るパターンがある。例えば、「求人と応募」「苦情と謝罪」「セミナーと申込み」..etc。こういった形式パターンを専門の問題集で数多く解く事により、パターンを覚える。パート7は問題数が増加したので、600点以上を目指す人は、その対策は必須・・
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